世の中的には禁煙モードで、喫煙者は年々肩身が狭くなっています。
それでも吸い続けるパートナーや友達、家族など、こっちは心配しているのにやめてくれない…
一方喫煙者は喫煙者で、やめたくてもやめられないのです。
そんな人へ、実際に効果のあった方法を紹介します。
効果のない方法
まず、たばこをやめさせる際に、これは本当に意味がないというものを挙げておきます。
それは、
いかに煙草が悪いものかを並べ立てる
ということ。
非喫煙者や禁煙者は、「肺が真っ黒になるよ」「肺がん率が高くなるよ」など、煙草がどれだけ有害であるかを喫煙者に対して言ってしまいがちです。
相手を心配する気持ちから来る言葉ですが、これは意味がありません。
なぜなら、喫煙者はそんなことは知っているからです。
知っててもやめられないから吸うのです。
喫煙者からすると、そんなことはわかっているし、耳タコなのです。
また、
副流煙やタバコの臭いそのものが不快だからやめて
というのも、効果がありません。
理由は同じで、喫煙者はそれを知っています。
喫煙者とて、人に迷惑をかけたくない気持ちはあります。
しかしそれでもやめられないのです。
では、なぜやめられないのでしょうか。
煙草をやめられない理由
身体に悪いことも知ってるし、周りによく思われていないことも知っている。
それなのにやめられない理由は、第一には依存性が挙げられます。
しかし、禁煙する際、一発でスッと禁煙できる人と、結局できない人がいます。
そこに依存性はあまり関係がありません。
禁煙の成功と失敗を分けるのは、「気持ち」です。
意志の強さとはまた違います。
煙草をやめるぞという意思を継続させるための気持ちが必要なのです。
つまり、煙草を吸うことによるデメリットが、煙草を吸うことによるメリットを上回ればいいのです。
禁煙に失敗する人は、今あるデメリットを、メリットを上回るほどのものだと思えない節があります。
煙草を吸って身体が悪くなることは頭ではわかっていますが、煙草を吸わなかった頃と比べて今自分がどれだけ健康を害しているかは、はっきりと見ることができません。
徐々に今の状態に慣れていったからです。
また、周りへの影響に関しても、できるだけ人のいないところにいく、非喫煙者の集まりでは吸わないなど、対策を自分で持っています。
人から指摘されても、その部分だけ気をつけよう で終わるので、そこに大きなデメリットを感じることはあまりないのです。
一方、煙草を吸うとリラックスする、喫煙者同士でコミュニケーションがとれるというメリットはわかりやすく実感することができるので、
どうしても煙草を吸う方がメリットがあると感じてしまうのです。
煙草をやめさせる、やめる方法
つまり、吸うことによるデメリットを拡大し、吸わないことによるメリットを増やすことによって、禁煙の意思は継続しやすくなります。
その良い方法が、
喫煙者の集団で禁煙ゲームをする
ということです。
人数は何人でも構いません。
2、3人でも大丈夫です。
とにかく、煙草を吸ってしまったら、罰金を科す、全員に奢る、など、本人によくない罰があり、他の人が喜ぶようなルールを作ります。
自分が非喫煙者の場合は、やめさせたい人を集めて提案しましょう。
こうすると、吸うことによってわかりやすいデメリットができ、吸わないことによるメリットが増えます。
月日が経てば、依存性も薄れていき、最初の関門を突破すれば禁煙しやすくなります。
最初はリラックス効果を求めて煙草を吸いたくなるかもしれませんが、2週間も経てば、それは煙草以外でも満たされることがわかってきます。
また、煙草を吸う人の言うメリットとして、喫煙者同士のタバコ部屋などのコミュニケーションがあります。
このコミュニケーションを取っている者同士でゲームをすると、吸わない者同士でまたコミュニケーションをとることができ、効果が上がります。
ポイントは、ズルそうな人は呼ばないことです。
吸ったことは申告制になりますので、本人が「隠れて吸おう」と思うような人だと意味がありません。
できるだけ親しい人同士でやりましょう。
また、やめたいと思っていない人もあまり意味がありません。
やめたいけどやめられない人を誘いましょう。
周りに喫煙者がいなくなれば、やめたくないと思っている人もやめたいと思うきっかけになります。
禁煙に成功すると、本人も周りもすがすがしいものです。
是非試してみてください。